クローズドノートと模倣犯

2 comments

最近、文庫本を読むのにハマッて色々と読んでいます。
その中でも映画化されている作品を読むのが自分の中で流行りつつあります。
雫井脩介のクローズドノート、宮部みゆきの模倣犯を読み終えましたので早速レンタルしてきました。

まずはクローズドノート。
主演は沢尻エリカで、その他には伊勢谷友介、竹内結子、永作博美、サエコなどが出演しています。
原作が小説なのである程度は覚悟していましたが、やっぱりストーリーが所々で省略されていてちょっと物足りなさを感じました。
沢尻エリカもこの映画の主演としては何だかふさわしくないというか浮いているというか、とにかく原作のイメージには合ってないように思いました。
特に走り方というか走っている姿は最悪ですw
意外とガニ股なんですよね…orz
あと親友役のサエコも微妙でしたが、伊勢谷友介、竹内結子、永作博美の役柄はわりとイメージ通りでした。

元々この原作に興味を持ったのは、話の中に万年筆が出てくるからでした。
主人公の香恵は入学祝いに父親からデルタのドルチェビータをプレゼントされます。
また、香恵は「イマヰ万年筆」という万年筆専門店でアルバイトをしています。
原作では万年筆を買いに来たお客さんと店員とのやりとりが細かく書かれてあります。
店員さん側の目線から書かれているので面白かったんですけど、当然映画ではこの辺のシーンは大幅にカットでしたね。

石飛リュウ役の伊勢谷友介はガムのCMで口臭のきつい人をやっていた俳優さんですよね。
そのイメージしかなかったのでちゃんとした役をやっているのが何か新鮮でした。
伊吹先生役の竹内結子はかなりいい味出してました。
こっちが主役かって言うくらいに存在感のある女優さんです。
原作を読んでいるので当然結末を知っているんですが、それでもまぁ面白かったです。

全体的に雰囲気のいい映画なんですが、ロケ地は京都だそうです。

ちょっと行ってみたい気もしました。

さて、次は模倣犯なんですが、先に結論から言いますと…

全然面白くなかった!

そもそもこれ、映画化には向いてない作品だと思います。
原作は文庫本で五巻にも渡る大作なんですね。
これをわずか120分程度の映画にしようと思ったらかなり大変な作業になると思います。
案の定、映画の始まりから場面がポンポン飛びまくって絶対に原作読んでなかったら話の展開について行けないだろうなという印象を受けました。
それでも何とか格好だけはついて結末に向かっていくんですが…もう最後がグダグダ。
ほんとコレには失望しました。
原作と違う結末にするということ自体は全然問題ないんですけど、全く関係ない話に仕上げるっていうのはどういうことなんでしょうね。

あ、これ以降は思い切りネタバレしますので気をつけて。
まず納得できないところその1。
ルポライター前畑滋子の旦那である昭二が殺されちゃだめでしょう。
いくら気概のある滋子でも旦那が殺されたら立ち直れないって。
旦那の支えがあってこそ今の仕事に集中できるはずなのにね…

納得できないところその2。
原作では、討論番組に出演した真犯人の網川浩一と事件を追う前畑滋子との直接対決が書かれているんですが、ここで滋子はこの一連の事件の犯人は海外で実際にあった犯罪を真似た模倣犯だということを指摘し、そのことにプライドを傷つけられた網川が「これはぼくのオリジナルだ!模倣犯なんかじゃない!」と思わず自供してしまうという設定なんですが、もちろんこのシーンはカットされません。
でもその後が何ともお粗末。
原作では網川はテレビ局の一室に立てこもりやがて逮捕されるという流れなのですが、映画では何と網川は自爆して自らの命を絶ってしまいます。
しかも自爆の仕方が笑えない。
テレビに向かってピースすると体から熱が発生し首がポーンと抜けて体が爆発し、やがて首から上の顔が爆発するんです。
何なんでしょうコレは、バカにされてるんでしょうかね。
もうほんとあり得ませんでした。

最後に納得できないことその3。
網川が死んだことで一応事件は解決に向かっていましたが、殺された鞠子の祖父である有馬義男のもとに一通の手紙が届きます。
差出人は網川浩一でした。
手紙の中身を見た有馬義男は急いで大川公園に向かいます。
公園の花壇を見渡すとスーツケースが埋まっているのを見付けます。
土を掘り出して扉を開けると、何とそこから赤ん坊が出てきます。
手紙には「私のような人間にならないためにも、有馬さんに育ててもらいたい」と書かれてあったんです。

ん…何コレ?(怒)

関係なくね!?
別にこんなシーンいらなくね!?
何の意味もなくね!?
メチャクチャじゃね!?

まぁそんな感じで久々に駄作と呼べるものを観ましたが原作がとても面白いだけにガッカリでした。
中居くんは悪くなかったですがもう一人の犯人である栗橋浩美役の津田寛治は微妙な感じがしました。
でも有馬義男役の山崎努はかなりいい感じでしたね。
ていうか爆笑問題とか佐藤江梨子とか山田花子はほんとにチョイ役で出てましたけど全然必要ないシーンでしたねw

次は雫井脩介の犯人に告ぐを読みたいと思ってます。

またまた映画の話

no comments

前回に引き続き、またまた映画を観ましたよっていう話ですが何か問題でも?
今回観たのはキサラギナショナル・トレジャー2です。

キサラギの方は奥さんが友達から面白いって勧められていた映画で、邦画です。
出演は小栗旬、香川照之、ユースケ・サンタマリア、塚地武雅(ドランクドラゴン)、小出恵介の5人です。
いつものようにここからは多少ネタバレしますので、うちの奥さんも含めてこれから観る予定の人は決して読まないように(笑)

自殺したアイドル如月ミキの一周忌に集まった5人の男。
その中のある一人の人物が「如月ミキは自殺ではない、他殺だ、しかも犯人はこの中にいる」と言い出したからさぁ大変。
楽しかったはずの一周忌パーティーがその一言によってガラッと様変わりします。
それぞれが隠していた如月ミキとの関係が明らかになるにつれて、誰が真犯人なのかということでその部屋が疑心暗鬼に満ちた空間となっていきます。

この映画の面白いところは、出演者が本当にこの5人だけなんですね。
しかも場面はとあるビルの屋上に設けられた一室の中だけなんです。
もちろん厳密に言うと回想シーンで如月ミキや他の場面の映像も出てきますが、あくまでも中心はこの一室の中だけで展開されます。
よく言われることですが、このように数少ない出演者と場面設定においてはそのストーリー展開がもっとも重要になります。
ストーリー展開がよほど面白くないと観ている側としてはすぐに飽きてしまいます。
でも、この映画はそんなことを全く感じさせることなくグイグイと観る者を引き込んでくれます。
この映画を観る時は、変な先入観を持ったり先の展開を予想したりとか余計なことは一切せずに素直に観た方が面白いと思います。
観終わった後から考えれば当然予想できただろうなということもありますので。

これ以上言うと本当にネタバレとなりますので書きませんが、観て損はないとお勧めできる映画だと思います。
ちなみにいつものように★前田有一の超映画批評★をチェックしましたがどうやら前田さんはこの映画は観ていないようでした。
面白いのにね(笑)
私だったら70~80点は付けますね。

さて、ナショナル・トレジャー2の方ですが、こちらも大変面白かったです。
前作も面白かったので本当は映画館で観てもよかったのですがなかなか機会がなくて…
ニコラス・ケイジ主演の冒険ものですが、前述の★前田有一の超映画批評★では次のように書かれています。

このシリーズを一言で言うと、陰謀論+観光地めぐり+宝探し、のお気楽アドベンチャーだ。日本で言えば、湯けむり殺人ミステリーみたいなもの。それに冗談みたいな金額をつぎ込んで、豪華にしたと考えればいい。せんべいでもかじりながら、こたつで見るのに適している。超映画批評『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』

また、次のようにも書かれてあります。

ストーリーや謎解きなどは、相変わらず実にテキトー。謎や難題が次々と現れるが、ニコラス・ケイジがそれを解く速度はもはや異常。名探偵コナンも真っ青の即答ぶりだ。最初から答えを知ってるんじゃないかと思うほどの鮮やかな手口を、こちらは何も考えず(考える暇もなく)眺めるほかはない。ある意味、とても楽だ。超映画批評『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』

確かにニコラス・ケイジの謎解きの速さはネ申レベルです。
行動力も抜群なんです。
歴代大統領が隠し持っていると言われる大統領の本の秘密を暴くために、大統領を半分誘拐しその在りかを聞き出してしまいます。
すぐにSPやら警察やらに追われる立場となるわけですが、大統領誘拐という重罪にもかかわらずどういうわけか全く捕まりません。
まぁそこはそれ、映画ですから(笑)
こういう映画は本当に観るのが楽だけど十分に楽しませてくれます。
キサラギと同様にこちらも十分お勧めできる映画です。

ちなみに、クーラーの関係で映画は全てパソコンで観ています。
先日新しいスピーカーを買ったのはこういう用途も考えてのことでした。
自分にとって最高のスピーカーの大音量で観る映画は最高です。
ただ、夜中にはさすがに大音量で聞くことはできませんので、スピーカーにiPodのイヤフォンを取り付けて聞いています。
こうなってくると今度は高品質のヘッドフォンが欲しくなってきますね(笑)

映画を色々と観ちゃった

no comments

先週の土曜日から今週の火曜日までずっと休みでした。
その連休中はアホみたいに映画ばっかり観てました。
L change the WorLdゆれるダイ・ハード4.0トランスフォーマージャンパーなどです。
その中でも圧倒的に面白かったのは「ダイ・ハード4.0」でした。
あえて順位をつけるとするならば、

  1. ダイ・ハード4.0
  2. ゆれる
  3. トランスフォーマー
  4. ジャンパー
  5. L change the WorLd

てな感じですかね。
ダイ・ハード4.0は面白かった!
ゆれるは味があって面白かった。
トランスフォーマーとジャンパーはそこそこ。
L change the WorLdに関しては氏ねって感じでしたね。

ダイ・ハード4.0はざっくり言うとサイバーテロとの戦いなんですが、アクションがど派手で面白かった。
あ、ネタバレするんでこれから観る予定の人は読まないでください。
特にクライマックスのトレーラーVS戦闘機。
ブルース・ウィリスの乗った大型トレーラーに向かって戦闘機が本気でミサイルとか撃ち込んできます。
でも、死なない。
ほんと不死身なんです。
禿げてますけどメチャメチャ格好良いです(笑)

ゆれるのあらすじ。

東京で写真家として成功した猛は母の一周忌で久しぶりに帰郷し、実家に残り父親と暮らしている兄の稔、幼なじみの智恵子との3人で近くの渓谷に足をのばすことにする。懐かしい場所にはしゃぐ稔。稔のいない所で、猛と一緒に東京へ行くと言い出す智恵子。だが渓谷にかかった吊り橋から流れの激しい渓流へ、智恵子が落下してしまう。その時そばにいたのは、稔ひとりだった。事故だったのか、事件なのか。裁判が始められるが、次第にこれまでとは違う一面を見せるようになる兄を前にして猛の心はゆれていく。やがて猛が選択した行為は、誰もが思いもよらないことだった──。ゆ れ る | ストーリー

この映画は兄(香川照之)と弟(オダギリジョー)の心の葛藤がリアルに描かれているんですが、どちらも演技が渋い。
この二人じゃないとこの映画は成立しなかったのではないかと思うくらいハマリ役でした。
幼なじみの智恵子の役で真木よう子が出てましたけど、観終わった後のエンドロールで気付きました。
SPのイメージ(男前な感じ)しかなかったので全然分かりませんでした。

トランスフォーマーとジャンパーは事前の期待感が高すぎたのか、まぁそこそこといった感じ。
トランスフォーマーの方はストーリーがいまひとつで、ジャンパーの方はもう少し広がりが欲しかった。
ジャンパーは謎の部分もまだ残っていますから続編とかあるのかな?
あっても映画館には行かないと思いますが。

最後にL change the WorLdですが、デスノート本編よりもショボショボ。
キャラ設定が最初からおかしい。
原作では、Lはライトと張るくらいの運動神経の持ち主なんですが、映画版になるとまるでニート。
走り方も猫背だし、ちょっと走ったぐらいでゼェゼェ言ってますから。
あと悪者のボスが高嶋政伸なんですが、どうしてもホテルの支配人にしか見えない。
悪いことが似合わない。
悪役らしく不気味感を出そうと左目の辺りがケロイド状になってるんですが全く怖さがない。
その他の悪者一味も全然迫力なし。
どうしてもやられそうにない人たちの集まりですよ。
ライフル振りかざしても全く迫力がない。
さらに途中から突然出てくるFBIのナンチャンですが、シリアスな顔するな!!
どうしても笑いが出てきます。
てか笑わせてるんですかね。

あとね、最後に飛行機の中で女の子が発症して乗客みんなに感染するシーンがあるんですけど、高嶋さんは苦しんで死んだはずなのにLが持ってきた抗ウィルス薬で最終的には生き返るんですね。
どんだけ強力な薬なんだと。

それよりも最後のシーンですよ、ちょっと許せなかったのは。
細菌兵器で壊滅したタイの村から生き残った数学の天才少年がいたんですが、最後の最後でこいつがニアになりましたからね。
ニアはタイ人だったのかと。
しかもこいつ日本人の子役が演じてるんですよ、台詞はほとんどありませんけど。
「サーティイレブン!サーティイレブン!サーティイレブン!」しか覚えてません。
何か無理から最後をいい話にしようとか原作ファンを喜ばせようとかってことを急に思い付いてやっちゃたみたいな感じがしました。
原作が原作なだけに、いくらスピンオフと言ってももう少し凝ったストーリーにしてくれないと。

とまぁ文句ばっかり書きましたけど、期待して観なければそこそこだと思いますよ(笑)

映画「あずみ」を見た

no comments

いまさらなんですが、昨日あまりにも暇だったので久しぶりに映画を2本ほど見ました。
上戸彩主演の「あずみ」と「あずみ2」です。

漫画が原作の映画なんですが、あらすじなんかは公式サイトとか見ていただくとして。
漫画の方はほとんど読んだことなかったんですが、剣の腕前が超一流な女の子が主人公だということぐらいは知ってました。
ただそれ以外のストーリーとか登場人物などをほとんど知らなかったのである意味変な先入観や期待感もなく見ることができ、わりと面白かったなぁというのが感想です。

映画を見る前や見た後には必ず「★前田有一の超映画批評★」をチェックするんですが…

散々です…(笑)
ただ、前田さんの言ってることもよく分かります。
例えばこれ。

あずみのゆかいな仲間たち(9人)もひどい。皆どうみてもその辺の貧弱な現代っ子にか見えぬ。もっと体を鍛えろよと、誰もが思うこと間違い無い。邦画の場合、こういういところにあまりこだわらないようだが、本格的なアクション映画を作るなら、少なくとも身体の出来ている役者を使ってほしいものだ。演技もだめ、アクションもだめ、顔と人気だけで本当にいいのか。オダギリジョーと竹中直人はさすがに上手いが、あとはほぼ全滅ではないか。超映画批評「あずみ」10点(100点満点中)

ゆかいな仲間たちを演じてる中で有名な役者さんを挙げると、小栗旬、成宮寛貴、小橋賢児、金子貴俊、瑛太、石垣佑磨などですが、確かに皆細いです。
本当にこれで刺客と言えるのかと思うぐらいほっそいです。

「あずみ2」に関してはもっとひどい言い方してます(笑)
例えばこれ。

上戸彩演じるあずみちゃんは、不思議なことに砂ぼこりの中でも、また戦いの直後でもリップクリームはぬりたて、自慢の茶髪もツヤツヤだ。戦国時代ではあるが、よいコスメショップと美容院を知っているらしい。さすがは凄腕の刺客だ。彼女はとても強く、前作同様の無敵パワーで敵を斬りまくる。一見、あずみちゃんが振り回した刀に敵のオジサンたちが突っ込んで行っているように見えるが、気にしてはいけない。猫背気味の彼女が、いつもふにゃふにゃ歩いていたり、または走ったりするのを見たら、あれこそが厳しい鍛錬の賜物なんだと思うといい。超映画批評『あずみ2 Death or Love』9点(100点満点中)

それを言っちゃあおしまいよって感じですけど。
上戸彩ファンの方々には怒られそうですが、頷ける点もいくつかあったりなかったり…(笑)
まぁでも一日で2本いっぺんに見ましたのでなかなか見応えのある映画で個人的には楽しめました。